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子供の頃の気持ち2019.07.17 Wednesday
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JUGEMテーマ:幸せなアンチエイジングの習慣
子供の頃の気持ち
最近、特に子供の頃の気持ちがよみがえることが多くあります。
ほんの、ふとした瞬間に、子供の頃に感じた気持ちを思い出すのです。
その気持ちは、とても懐かしく、なんとも言えない不思議な感覚になります。
そのほとんどが大人になってずっと忘れていた気持ちです。
その懐かしい自分の子供の頃の気持ちに出会うために、最近は生活に懐かしいものを取り入れるようにしています。
例えば、蚊取り線香。
これは匂いが気になるし、なんとも昭和な感じだし、そもそも効き目があるのかどうかもよくわからなかったので、長年使用していませんでした。
特にマンション生活などでは蚊取り線香など炊くこともできず、使うとすればスプレーや匂いの出ない製品でした。
現在の目黒の家に引っ越してきてからは、庭に蚊取り線香を置いて洗濯物を干したりするのが、なんとも言えず昭和な感じで大好きなのです。
また、夕方近所から聞こえてくる話し声や、夕食作りの鍋の音、そして料理の匂いなど、どれもが昭和の頃に当たり前に感じ取っていた音や匂いなのです。
こんなこともマンション暮らしの頃にはほとんどあり得なくて、隣人の声など聞こえないし、まして夕食作りの匂いなどほとんどしてこないのが普通でした。
誰が近所に住んでいるのかもわからなくて、留守なのか在宅なのかすらわからない。
それに比べると、今の昭和の香り漂いまくりの目黒の自宅は周り近所のお宅からの声や生活音、匂いなどが駄々洩れで、私はそれが大好きなのです。
本当に「懐かしい!」のひと言につきます。
悲しいことに、カナダのド田舎のお隣さんの家との距離があるのが普通という場所で育った夫にはうれしくないことのようです。
「プライバシーがない」と、隣近所の家との距離の近さに不快感を感じることが多いようなのです。。。
同じ世代なのに、この気持ちをシェアできないのが残念!
もう一つ、私が最近子供の頃の気持ちを思い出すことができる瞬間。
それは、姪っ子と一緒にいるとき。
来月で3歳になる姪っ子。
だいぶ早いうちから、言葉がとてもたくさん出ていて、会話能力が発達している姪っ子なので、3歳前の現在はもうすでに普通の会話が充分にできるのです。
英語でも日本語でも流暢に文章を作って会話をする彼女を見ていると、本当に3歳前ということを忘れてしまいます。
小学生くらいの女の子と話をしているかと錯覚してしまうほどです。
そんな大人びた彼女ですが、それでもふとした瞬間に、やっぱり3歳だなあと思うことがあるのです。
それは、泣いたときや、怖がったとき。
何か悲しかったり、くやしかったり、さみしかったり、そんな感情が沸き上がり、泣いていることがある姪っ子。
その悔しいという思いや、寂しいという思いは、
「そうだよね、くやしいよね、残念だったよね。」
など、自分が小さい頃に感じたことあったなあと思い出させてくれるのです。
また、なんだかわからない恐怖感というものも、子供の頃にあったなあと思い出します。
夜が怖くて、暗いのが嫌だった、そんな気持ちを今の姪っ子もきっと持っているのだと思います。
大人と一緒にいるとなんだか安心して、「大丈夫」と思ったりしたものです。
きっと、姪っ子もそうなんだろうなと思うのです。
とてもかわいらしく、よくおしゃべりをする姪っ子。
彼女とともにいると、子供時代の懐かしい記憶が次々とよみがえったりします。
昭和でもなく、平成でもなく、令和という新しい時代を生きる姪っ子と、昭和生まれの私では、全く世代が違いますが、
でも、子供の頃に感じる気持ちは、みんな同じようなものなのかもしれません。
若い頃に追い求めた、クールで洗練された生活。
それが、今は逆転して、昭和を追い求めるような懐かしい古き良き時代のような生活。
蚊取り線香の香り漂い、扇風機が周り、洗濯ものが庭にはためき、近所の人の井戸端会議などが聞こえてきたりピアノの練習音が聞こえてきたり。
そして夕方になると魚を煮ている匂いがしてきたり。。。
そんな生活がとても心地よく、幸せだなあ。。。と感じる今日この頃なのです。